岩石の種類 | 銘石が展覧する日本庭園・自然石庭公園|仙石庭園

石はstone・岩と岩石はrock、どうやら大きさで区分しているようですが、鉱物の集合体であることは同じです。色々な鉱物(結晶)の組み合わせと模様(組織)は、岩石の成因を表していて、岩石の種類を見分けるのに非常に重要です。

火成岩

地球の深部で作られる深成岩類と、地球の表面に噴出してできた火成岩類に分けられます。マグマと呼ばれる溶融状態の物質がゆっくりと冷えて固まったのが深成岩で、全ての造岩鉱物が粗粒の結晶で、花崗岩がその典型です。一方、火山岩は地表に出て急冷却されますから、鉱物の結晶が小さく、流紋岩や玄武岩がその典型です。また、火成岩の分類には化学成分の違いも重要です。珪酸分(SiO2)の多いものを酸性、少ないものを塩基性として区分します。肉眼的には、石英や長石の多い白っぽい岩石が酸性、色の濃い鉱物が多くて暗色がかった岩石が塩基性と考えて大きな間違いはありません(色指数)。

堆積岩

基本的には、岩石や鉱物が風化作用や浸食作用で粒子になり(=砕屑物・砕屑岩)、水や風、時には生物によって運ばれて堆積した岩石です。堆積岩は岩石や鉱物のかけら(粒子)の大きさをもとに区分しています。直径が2mmより大きい粒子からなるものをれき岩(礫)、砂粒(直径が1/16mm〜2mm)からなるものを砂岩、そしてそれより小さい粒子からなる岩石を泥岩と言います。
このほか、火山噴出物が堆積した擬灰岩(火山灰)や火山砕屑岩、生物が生産する鉱物が堆積したもの(生物岩ともいわれ、石灰岩やチャートなど)もあります。

変成岩

火成岩や堆積岩が、高い圧力を受けたり高い温度の影響を受けると、構成鉱物の種類が変わったり変形したりして、全く異なる特長を持った岩石に変わります。これを変成岩と呼び、成因をもとに接触変成岩(大理石やホルンフェンス)と広域変成岩(結晶片岩や片麻岩など)とに分けます。さらに広域変成岩は、鉱物構成をもとに原岩を推測して、緑色変成岩(塩基性岩)と黒色変成岩(おもに堆積岩)とを区別しています。

仙石庭園の代表的岩石の例

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酸性深成岩(花崗岩) 塩基性火山岩(玄武岩) 変成岩 (黒色片岩の微褶曲)