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　当石は群馬県の三波さんば石せき峡きょうで産出した緑色りょくしょく片岩へんがんである。三波石峡は群馬県と埼玉県の県境のV字谷で、江戸時代の頃から庭石に重宝される色のついた石が取れることで有名であった。同様の岩石は中央ちゅうおう構造線こうぞうせんに沿って南側に帯状に分布し、紀伊きい半島はんとうや四国でも見つかる。そのような帯状の地帯は三波川さんばがわ変成帯へんせいたいと呼ばれる。