大谷石石灯籠(おおやいしいしどうろう)

大谷石石灯籠(おおやいしいしどうろう)

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 当石は寛永寺かんえいじから戦後に放出されたいし灯籠どうろうである。徳川家とゆかりのある寺院のものであるため、三葉葵の紋が描かれている。使われている石材は栃木県宇都宮市北西部でみられる大谷石おおやいしである。海底火山の火山灰や軽石が固結することで形成した岩石が熱を受けて緑色を帯びた緑色りょくしょく凝灰岩ぎょうかいがん(グリーンタフ:Green tuff)である。成分的には流紋岩りゅうもんがんやデイサイトに相当する。
仙石湖の湖畔にも対となる同様の灯籠が一つある。そちらは火山灰などによって炭になった植物の破片がよく見える。

青い三葉・炭化植物の写真(タップで開閉)