銘石が展覧する日本庭園 仙石庭園
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当石は京都府の加茂かも川がわ流域で採取された赤色の塊かい状じょうチャートである。京都府の加茂川付近では多くの庭石が採取され、「加茂かも七石ななせき」と呼ばれる約七種類の岩石が特に重宝ちょうほうされた。当石はそのうちの一つの紅べに加茂かも石いしに分類される岩石である。粉末にすると赤い顔料がんりょうになるため、京都の舞子さんが頬紅ほおべにに使っていたといわれている。元々は層状のチャートであったと考えられるが、圧砕あっさい作用さようを受けてマイロナイト化し、塊状チャートの構造を持つようになったと考えられる。