巨人の沓脱石(きょじんのくつぬぎいし)

巨人の沓脱石(きょじんのくつぬぎいし)

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 当石は広島県三原みはら大和だいわちょうで採取された広島型花崗かこうがんである。花崗岩は深成岩の一種で、マグマが地下深くで緩やかに冷却されることで出来たとされる岩石である。節理せつりめんを上に向けた配置となっている。このような平たい配置にされた石は日本庭園の茶室の入り口前に配置して沓脱石くつぬぎいしと呼称することがある。
兵庫県神戸市の六甲山ろっこうさんで採取された花崗岩が同市の御影みかげこうから出荷された歴史があり、そのことから花崗岩のことを石材名として御影みかげ石と呼ぶようになった。現在では六甲山の花崗岩を本御影ほんみかげと呼んで他所の花崗岩と区別している。