孔雀石(マラカイト)

孔雀石(マラカイト)

 この石は孔雀くじゃくいし(マラカイト)です。主成分は緑青ろくしょう(10円玉の青サビなど)と同じで、同様の色になっています。古代エジプトの時代にはすでに宝石として扱われていた歴史のある鉱物です。粉末にしたものが緑の顔料がんりょう岩絵具いわえのぐ)として利用され、「マラカイトグリーン」という色にもその名前を残しています。古代エジプトのクレオパトラがアイシャドウに使ったという伝説も残されています。日本でも一部地域で見つかります。
 孔雀石という名前の由来はカットした時に現れる模様が孔雀の羽に見えることが由来になっています。展示室内の他のマラカイトにはカットが施されたものもありますので是非探してご覧ください。

孔雀羽模様の写真(タップで開閉)