銘石が展覧する日本庭園 仙石庭園
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当石は高知県仁淀川によどがわ流域で採取された縞状チャートである。白い石英せきえいの脈みゃくが糸に見えることから糸掛石いとかけいしと呼ばれる。この糸掛の部分はチャート形成後に割れ目ができ、そこを通った熱水ねっすいから石英が沈殿ちんでんしてできたと考えられる。 チャートは主要鉱物が石英であるためモース硬度こうどは7に近く、とても硬い岩石である。それを利用して鉄や黄鉄鉱おうてっこうに打ち付けることで火をおこす火打石ひうちいしとしても利用可能である。