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　当石は北海道産の赤色縞状チャートである。この岩石は主に海底の珪質けいしつ（SiO₂：水晶やガラスの成分）の殻を持った生物が堆積たいせきしてできたとされる。当石の場合は放散虫ほうさんちゅうという0.1mm程度の微生物が由来である。チャートはSiO₂が主成分の堆積岩であり，緻密ちみつで硬い。チャートと交互に積み重なって互層ごそうを成しているのは苦灰岩くかいがんである。このような縞の構造は放散虫の活動の活発な時期とそうでない時期の差に由来するとされる。